プロクシってなに?っていう人のために プロクシの使い方・Javaの切り方


インターネットの掲示板やチャットで遊んでいると、よく見かけるのが自分のIPを丸出しで書き込みしている人です。プロバイダのサーバーやあなたのパソコンは、IPと呼ばれる、インターネット上でのあなたのパソコンだけに割り振った固有アドレスを送出していますから、アクセス先ではちょっとした工夫をすれば何時何分にアクセスしていたか簡単に分かってしまいます。

もちろんこれ自体は普通のことです。ところがこのIPがわかると、それに向かって(つまりあなたのパソコンに向かって)攻撃を仕掛けることが可能になってしまいます。


プロクシの役割

ここでは日本語風に「プロクシ」と言っていますが、英語ではProxyServerです。日本語では「プロキシ」「プロクシ」「串(略語)」などとも言います。

プロクシを使う理由は簡単に言うと、プロクシサーバーが自分のIPをプロクシサーバーのIPに置き換えてくれるからです。プロクシ自体の本当の役割は、ネットワークの負荷を軽くすること、ですが私たちが使う理由は、自分のIPを知られたくないから、です。

IPが知れてしまうと自分が誰だか分かってしまいます。これでは言いたいことも言えなくなってしまいます。

「なんだこのアホ!生意気やな、nukeしたるか」

となってしまいます。生意気な書き込みなんかしないからいいよー、って人もいると思います。ただ、生のIPを出して書き込みしてる人は、ターゲットにされやすいのです。攻撃が好きな人が攻撃をする理由は、暇だから・つまんないから・なんとなく嫌なハンドル・俺の嫌いなプロバイダ・・・と、様々ですから、あなたがターゲットにならないという保証は全くありません。

でもプロクシを経由すれば相手に分かるのはプロクシサーバーのIPですから、誰だか特定するのは困難になります。ひとつの自衛手段と言えるでしょう。


プロクシの使い方

それでは実際にプロクシを使ってみましょう。

まずはプロクシサーバーのURLを確認しなければいけません。プロクシサーバーは世の中にすごくたくさんありますから、選ぶのも大変そうです。でも実際に常用出来るのは一部ですし、テレホーダイの時間は重過ぎて(アクセスに時間がかかり過ぎて)使えないのもあります。

大手プロバイダでは独自のプロクシサーバーを用意しているところもありますから、プロバイダのホームページを探してみるのも手です。

このホームページには、他人のサイトから無断借用してきたプロクシの検索がありますからそれを使うもよし。

それから、プロクシのURLともうひとつ必要なのがポート番号です。このポート番号がわからないとプロクシが使えませんから注意が必要です。ポート番号は半角数字で、8080312880001008080、、、、などいろいろあります。上のプロクシの例ですと、ピンク色の整数部分がそうです。ポート番号のわからないプロクシを知ったら、自分でいろいろなポート番号を当てはめて、実際にテストしてみなくてはなりません。

もうひとつ、日本国内のプロクシサーバーもありますがアンダーグラウンド用途ではあまりお勧めできません。なぜかと言うと、国内の場合、「日本語メールで簡単に問い合わせ・苦情が言える」からです。危ない理由はおわかりですよね(笑)


さてそれでは、ブラウザごとの設定を見てみましょう。

InternetExplorer4の場合(製作中)


Netscape4の場合

選択項目 編集(E)から設定(E)を選択します。

まず、カテゴリの「詳細」をダブルクリックします。すると図のようになりますから、「プロクシ」をマウスでポイントします。

するとウィンドウの右半分にプロクシの設定画面が現れます。

まずは選択肢の真ん中を選択します。すると、右のボタンが押せるようになりますから、これを押します。そうすると、「手動でプロキシを設定」のウィンドウが現れます。

ここで入力が必要なのは、「タイプ」が「HTTP(H)」と「FTP(F)」の部分だけですから、この入力欄に、プロクシのURLとポート番号を入力します。

これで設定完了、OKボタンを押して戻るだけです。


ここではネットスケープナビゲーター4とインターネットエクスプローラ3を例に挙げました。私の環境がそうだからで、他にもいろいろなブラウザがあるでしょうから、ヘルプでも読んでみてください。


JavaのOFF

Javaを使っていないページを見る時は必ず、Javaはoffに設定しておきましょう。Javaは未知数が高く、イタズラにも広範囲で使われます。

IE3の場合は、先ほどの「オプション」ウィンドウの「セキュリティ」タブを押して、

この部分のチェックボックスを全部切っておきます(図の状態)

ネットスケープ4の場合は、先ほどの「カテゴリ」から「詳細」をポイントし、

この部分のチェックボックスをoffにします。(図は画像の自動表示も切ってしまった場合)


さて、プロクシを設定してJavaをoffにすればもうだいじょうぶ。安心してネットサーフィンしましょう。


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