/* * UNIX-like Mac はいかが? * * 投稿者:UnaBomber徒然爆弾長文日記 ●〜* * */ さて、ここから"UNIX 環境もどきonMAC"のお話を少し(長文だけど)ばかり。昔ね、おい らハマってた事があるんですよ。「MAC をUNIXに近づける」ってのに(笑)。あ、近づけ るって配置とかレイアウトの問題じゃありませんので念の為。あくまでもソフト上の話で す。もちろん根本的に全く違うんで「もどき」なんですけど。 最近よく見かけるNeXT風デスクトップとかBeOS風デスクトップ(いずれもランチャーとか アイコン・Windowリソース中心)みたいなものですけど、おいらがやってたのはGUI 面よ りむしろdirectorytree の階層構造とか各種ツール類とか、つまり作業環境をUNIXに近づ けるっていうまにあっくなカスタマイズです。(MacのLook&Feel は結構好きだし) 例えばディレクトリツリー構造では、全てのフォルダに自身と上位階層のエイリアスを". "".." 名で入れておくとか、可愛い事したりして( 笑) 。でもね、Nortonでディスク検査 すると「"." で始まるファイル名やフォルダ名をApple は推薦しておりません」とか言っ て、"-" に勝手に置き換えやがんだよね。それでその都度rename系のutility 使って一括 で元に戻すんだけど、それが結構面倒でね... 。(って微笑ましいお話でしょ?) ディレクトリ構成では、これはやっぱりUNIXの合理的で一貫性のある分類構成が好きなん で、BSD のデフォルトとほぼ同じtree構成にしておく。これだと感覚的に位置関係が把握 しやすいし、いつのまにかファイルが散らばっている事も(おいらの場合)少なくなるみ たいなので。(Mac 上では殆どのものを自由に配置出来るので便利に見えるけど、半面す ぐに散らかってしまう。自分の部屋とおんなじだ)また、アイコン表示は殆ど使わないで 、デフォルトアイコンでのリスト表示を基本にしておく。 で、そういう視点でファイル管理してるとなぜだか、今度はだんだんとファイル名とかフ ォルダ名に2byte文字使えなくなっちゃって、半角カナとかも絶対許せなくなるし、スペ ースの変わりにアンダースコア使う癖がついてるし、無くてもいいんだけど、拡張子つけ ちゃうし(これやると31byteの上限にストレス大)、何だかMac 上では逆に制約が増えて しまって不便な事があったりするんですよね。でも人間の慣れと順応性ってすごいもので 、今じゃそうしないと気が済まなくなってたりするんですけど(笑)。 ツール面では結構いろいろと漁りましたけど、変わった所で便利モンなのはcrond とかで すかね。これはずっと使ってます。もちろん設定ウィンドウとか無いので、crontab 書き 換えて設定するんだけど、これはもう手放せない。今じゃ必須アイテムの一つです( 笑) 。Mac 用の自動起動ソフトとかって幾つかあるんだけど、これが一番いい。シンプルだけ ど必要条件満たしてるし。融通きくし。daemonだから邪魔にならない上に身軽で働き者だ し。 そして何といっても一番のツールは MacShell。 これも名前の通りのものでCshellベースのUNIX-like なCUI 環境を提供してくれる。主な コマンドはほとんどサポートされてるので(そういえばMacShell上でもgrep、egr-epが使 えるから正規表現OK)普段FinderのGUI からやってる様なファイル管理の殆どがshell か らのコマンドで実行出来るようになる。これは一見時代を逆行するようにも見えるけれど 、Mac の世界に於いては実は画期的なツールであるのかも知れない( 笑) 。 MacShellの良い所はCUI という事で、当然ながら無茶苦茶軽いことです。割り当てるメモ リもFinderと同じくらい(350〜500kb 程度) でいいですし、Old マックでもサクサクとス トレス無く動いてくれるのは非常に気持ちのいいことです。GUI の簡便さと引き替えにど れほどの体感処理速度を犠牲にしているか実感する事でしょう。 もちろんman も使えるのでUNIX経験無い人でもそんなに苦労はしないだろうし、特にteln etで接続したshell 上で右も左も分からないというMac ユーザーには強くお薦めします。 フルパス表記の違い(UNIXでは"/" だけどMacHFSでは":" )など、Mac とUNIXでは明らか に異なる部分もありますが、そういう違い以上に共通点もたくさんあるわけで、shellacc ount有効活用などの新たな楽しみに繋がっていくことは確実です。そしてなによりもMacS hellは単なる独立アプリですから、いつでもすぐに起動出来るし解らなくなったら即QUIT 出来る。これも気楽に使える要素ですね。 Mac にはWin でいうDos ウィンドウみたいな機能が元々無いのでMacShellは本当に重宝し ます。最近のGUI ゴテゴテ系メモリ過食症いらない機能満載症候群っていう時代の流れに は、思いきり逆らう様なカスタマイズなんだけど、慣れるととても快適ですよ。 ...でもねえ、おいらの Mac 使うとみんな同じこと言うんですよ。 「おまえの Mac“みたいな”やつ、すごく使いにくい。」 (ひどい言われようだよなぁ...) -------------------------------------------------------------------------------- 【追】MacShell に慣れてきたら、MachTen、NetBSD、Linux、MacMINIX、MacMiNT...と    UNIX on Mac の道が開けてきます。しかも MachTen 以外は基本的に Free です。    ぜひとも MachTen を買いましょう。そしたら、おいらに1日だけ貸して下さい。    何にもしないから。ちょっと見るだけだから。いやほんとに。    ○○にあるよっていうお話でも構わないです。ぜひともこの私めに。   (ちなみに MacMiNT は厳密には UNIX ではありませんので) -------------------------------------------------------------------------------- MacShell MacShell Home Page   http://www.cs.washington.edu/homes/fred/macshell.html current-verは 0.54b で,約 200 KB. ソース欲しい人はこっち.(約 600 KB)   ftp://ftp.cs.washington.edu:/homes/fred/MacShell.0.54b.src.sit CとかPascal書ける人は,:macshell:bin にコンパイルしたcode-rsrcを入れておけば MacShellから直接呼べるコマンドとして独自に拡張出来る.サンプルコードはこちら.   ftp://ftp.cs.washington.edu:/homes/fred/externalCode.sit.hqx 起動すると, Welcome to MacShell (version 0.54b)        For help type "help".        MacShell> で止まるから,help使ってcshellとの違いとかは各自勉強のこと.繰り返すけれども,マ ウスで出来る事はウィンドウ動かすくらいだし,メニューから出来る事もsaveとprint と quitくらい.ReadMeなども一切付属無し.使い方とか技術的質問とかがあっても,おいら は面倒見きれないから頼らないでね・ こいつがプログラムリンクに対応してくれてネットワーク上のマシンからコントロール出 来ればTimbuktuいらないのに...つーか,Timbuktuがコマンドラインのインターフェー ス持ってくれればそれでいもいいけれどね. --------------------------------------------------------------------------------