UNIX-like Mac はいかが? 投稿者:UnaBomber徒然爆弾長文日記 ●〜* 投稿日:5月13日(火)00時31分08秒 さて、ここから "UNIX 環境もどき on MAC" のお話を少し(長文だけど)ばかり。 昔ね、おいらハマってた事があるんですよ。「 MAC を UNIX に近づける」ってのに(笑)。 あ、近づけるって配置とかレイアウトの問題じゃありませんので念の為。 あくまでもソフト上の話です。もちろん根本的に全く違うんで「もどき」なんですけど。 最近よく見かける NeXT 風デスクトップとか BeOS 風デスクトップ(いずれもランチャー とかアイコン・Windowリソース中心)みたいなものですけど、おいらがやってたのは GUI 面よりむしろ directory tree の階層構造とか各種ツール類とか、つまり作業環境を UNIX に近づけるっていう まにあっく なカスタマイズです。(Mac の Look & Feel は結構好きだし) 例えばディレクトリツリー構造では、全てのフォルダに自身と上位階層のエイリアスを "." ".." 名で入れておくとか、可愛い事したりして(笑)。でもね、Norton でディスク検査すると 「"."で始まるファイル名やフォルダ名を Apple は推薦しておりません」とか言って、 "-" に勝手に置き換えやがんだよね。それでその都度 rename 系の utility 使って一括で 元に戻すんだけど、それが結構面倒でね...。(って微笑ましいお話でしょ?) ディレクトリ構成では、これはやっぱり UNIX の合理的で一貫性のある分類構成が好きな んで、BSD のデフォルトとほぼ同じ tree 構成にしておく。これだと感覚的に位置関係が 把握しやすいし、いつのまにかファイルが散らばっている事も(おいらの場合)少なくな るみたいなので。(Mac上では殆どのものを自由に配置出来るので便利に見えるけど、半面 すぐに散らかってしまう。自分の部屋とおんなじだ)また、アイコン表示は殆ど使わない で、デフォルトアイコンでのリスト表示を基本にしておく。 で、そういう視点でファイル管理してるとなぜだか、今度はだんだんとファイル名とかフ ォルダ名に2byte文字使えなくなっちゃって、半角カナとかも絶対許せなくなるし、スペ ースの変わりにアンダースコア使う癖がついてるし、無くてもいいんだけど、拡張子つけ ちゃうし(これやると31byteの上限にストレス大)、何だか Mac 上では逆に制約が増えて しまって不便な事があったりするんですよね。でも人間の慣れと順応性ってすごいもので 、今じゃそうしないと気が済まなくなってたりするんですけど(笑)。 ツール面では結構いろいろと漁りましたけど、変わった所で便利モンなのは crond とかで すかね。これはずっと使ってます。もちろん設定ウィンドウとか無いので、crontab 書き 換えて設定するんだけど、これはもう手放せない。今じゃ必須アイテムの一つです(笑)。 Mac 用の自動起動ソフトとかって幾つかあるんだけど、これが一番いい。シンプルだけど 必要条件満たしてるし。融通きくし。daemon だから邪魔にならない上に身軽で働き者だし。 そして何といっても一番のツールは MacShell。 これも名前の通りのもので C shell ベースの UNIX-like な CUI 環境を提供してくれる。 主なコマンドはほとんどサポートされてるので(そういえば MacShell 上でも grep、egr- ep が使えるから正規表現 OK)普段 Finder の GUI からやってる様なファイル管理の殆ど が shell からのコマンドで実行出来るようになる。これは一見時代を逆行するようにも見 えるけれど、Mac の世界に於いては実は画期的なツールであるのかも知れない(笑)。 MacShell の良い所は CUI という事で、当然ながら無茶苦茶軽いことです。割り当てるメ モリも Finder と同じくらい(350〜500kb程度)でいいですし、Old マックでもサクサクと ストレス無く動いてくれるのは非常に気持ちのいいことです。GUI の簡便さと引き替えに どれほどの体感処理速度を犠牲にしているか実感する事でしょう。 もちろん man も使えるので UNIX 経験無い人でもそんなに苦労はしないだろうし、特に telnet で接続した shell 上で右も左も分からないという Mac ユーザーには強くお薦めし ます。フルパス表記の違い( UNIX では "/" だけど Mac HFS では ":" )など、Mac と UNIX では明らかに異なる部分もありますが、そういう違い以上に共通点もたくさんあるわ けで、shell account 有効活用などの新たな楽しみに繋がっていくことは確実です。 そしてなによりも MacShell は単なる独立アプリですから、いつでもすぐに起動出来るし 解らなくなったら即 QUIT 出来る。これも気楽に使える要素ですね。 Mac には Win でいう Dos ウィンドウみたいな機能が元々無いので MacShell は本当に重 宝します。最近の GUI ゴテゴテ系メモリ過食症いらない機能満載症候群っていう時代の 流れには、思いきり逆らう様なカスタマイズなんだけど、慣れるととても快適ですよ。 ...でもねえ、おいらの Mac 使うとみんな同じこと言うんですよ。 「おまえの Mac“みたいな”やつ、すごく使いにくい。」(ひどい言われようだよなぁ...) ----------------------------------------------------------------------------------- 【追】MacShell に慣れてきたら、MachTen、NetBSD、Linux、MacMINIX、MacMiNT...と    UNIX on Mac の道が開けてきます。しかも MachTen 以外は基本的に Free です。    ぜひとも MachTen を買いましょう。そしたら、おいらに1日だけ貸して下さい。    何にもしないから。ちょっと見るだけだから。いやほんとに。    ○○にあるよっていうお話でも構わないです。ぜひともこの私めに。   (ちなみに MacMiNT は厳密には UNIX ではありませんので) -------------------------------------------------------------------------------- MacShell 投稿者:UnaBomber ●〜* 投稿日:5月14日(水)21時52分21秒 MacShell Home Page   http://www.cs.washington.edu/homes/fred/macshell.html current-verは 0.54b で,約 200 KB. ソース欲しい人はこっち.(約 600 KB)   ftp://ftp.cs.washington.edu:/homes/fred/MacShell.0.54b.src.sit CとかPascal書ける人は,:macshell:bin にコンパイルしたcode-rsrcを入れておけば MacShellから直接呼べるコマンドとして独自に拡張出来る.サンプルコードはこちら.   ftp://ftp.cs.washington.edu:/homes/fred/externalCode.sit.hqx 起動すると, Welcome to MacShell (version 0.54b)        For help type "help".        MacShell> で止まるから,help 使って c shell との違いとかは各自勉強のこと. 繰り返すけれども,マウスで出来る事はウィンドウ動かすくらいだし,メニューから 出来る事もsaveとprintとquitくらい.ReadMeなども一切付属無し. 使い方とか技術的質問とかがあっても,おいらは面倒見きれないから頼らないでね・ こいつがプログラムリンクに対応してくれてネットワーク上のマシンからコントロー ル出来ればTimbuktuいらないのに...つーか,Timbuktuがコマンドラインのインタ ーフェース持ってくれればそれでいもいいけれどね. --------------------------------------------------------------------------------