第1回. ログインとログアウト Wirtten by Hariru (1) ログインとは UNIXシステムを操作したいならば、まずはじめにログインという作業が必要なのです。 なぜかというと、UNIXシステムが複数のユーザに使用されるためで、まず誰が操作しよ うとしているのかUNIXシステムに知らせるためです。 このログインとはUNIXの利用を開始しようとするユーザが、登録されているユーザであ るかチェックする手続きです。というわけで、今後何度も目にすることになる手続きで すね。 実際にUNIXシステムを利用しようとすると、次のような表示がでてきます。 login: これはログイン名(ユーザ名)の入力を待っています。UNIXシステムの管理者(スーパー ユーザ)に登録してもらった、あなたのユーザ名を入力しましょう。 もしなかったら管理者に登録してもらいましょう。 それではlogin:の後ろにユーザ名(ここではhariruとします)を入力して、キー 押します。がなければキーです。すると、次のような表示が出てきま す。 login: hariru Password: ここでは、UNIXシステムの管理者の方から与えられたパスワードを入力しましょう。 ただこのとき、キーボードから入力してもディスプレイには何も表示されませんが、気 にせずに入力しちゃいましょう。 正しく入力してキーを押せば、 login: hariru Password: Sun Microsystems Inc. SunOS 5.7 Generic October 1998 % のように、晴れてログイン作業の終了です。 (2) プロンプト 無事ログインが成功すると、プロンプトの後に続けてUNIXコマンドが入力できるように なります。 このプロンプトとは、ログインに成功したときシステムから数行のメッセージが表示さ れたあと、画面左側に表示される % という記号です。皆さんおなじみですね。この状態になって、UNIXのコマンドが初めて 入力できるわけです。 注意)システムによっては$の記号かもしれません。がしかし、プロンプトは変更可能で すから、これら以外の場合もあります。 (3) コマンドについて UNIXでは、プロンプトの後にコマンドを入力することによってさまざまな処理をします。 このコマンドを入力するときの書式はほぼ定型化していて、次のような3つの部分から できています。 % コマンド名 [オプション] [引数] このような感じです。 []でくくったところは、この中の記述は省略してもよいことを示しています。そのため、 コマンド名だけといった命令もあります。 オプションと引数の違いは、オプションではコマンドをどのように働かせるかを指示し、 引数ではコマンドを働かせるため対象を指示するというところです。 って、こんなこと書いたけどそんなこと気にする必要ないです。わかんなくても、そう いうものがあるんだな〜、でいいです。 (4) ログアウト UNIXシステムで一連の作業が終了した後は、他人に勝手に操作されないためにもUNIXシ ステムから抜け出さなくてはなりません。その方法として、ログアウトという操作があ ります。 ログアウトを行うには、logoutというコマンドがあります。 % logout このように、logoutと入力してキーでログアウトです。この後は、 login: と表示されて、再びログイン待ちの状態に戻ります。 これでログアウト完了です。 お疲れ様〜。 注意)logoutが使えない場合もありますが、CtrlキーとDキーを押すことによってログア ウトすることができます。 以上短くでしたがUNIXシステムの入口と出口、つまりログインとログアウトについての お話でした。 最初ということで説明のみだったから、つまらなかったかな? ひとまず最初の、一段落!