「ゲスッ(Guess Who?)」は掲示板を中心に、インターネット内外で様々な活動を展開していた集団です。

「ゲスッ」は大別すると二つになります。一つは、CGI作者やレンタル掲示板運営者でしたら一度は聞いたことがあろう、掲示板荒らしの中核組織、もう一つはネット内外においてお悪をしてきた方々を料理する集団です。

掲示板荒らしのゲスッは1997年3月より1998初頭に全インターネットの1000余りの掲示板に攻撃を仕掛け殆ど全てを破壊した、当時としては恐怖の掲示板荒らし連合でした。現在、日本のFreePerlScriptが、全世界トップのレベルを誇るのはゲスッのお陰であると雑誌などで囁かれています。

「ゲスッメモリアル」は1997年10月より、「ゲスッの行った活動を暴露し荒らし排除に向け意識向上を目的として」活動しましたが、結果的に荒らしが増えてしまったこともあり1998年6月を以って閉鎖しました。現在、ゲスッを名乗るのは幹部がOFF集合したときなどで、インターネット上の各所で見かけるゲスッは騙りですのでご注意を。

ゲスッの活動は主に荒らしと言われますが、それは違います。設立初期のゲスッは確かに、ところ構わず依頼を受けて掲示板を荒らす集団でしたが、1998年以降は別の大きな目標の元に活動していた、と見られています。

大きな目標とは何か?一部ではこんな噂が流れています。

ゲスッはカネだよカネ。中学生に喧嘩を売らせてカネ儲けさ。「ゲスッカネ儲けの秘訣」第32条にあるだろ?「中坊とその親は金の塊で出来ている」ってさ。

確かにゲスッは1998年4月頃に、とある組織の行った商売妨害中坊捕獲プロジェクトに参加したと見られ、バックボーンには巨大な力が存在しているようです。すべてはそのうち、どこかの雑誌かなんかで明らかになるでしょう、とは、元幹部の某氏のお話です。


初期のゲスッは、当時の人々が思いもよらない掲示板攻撃の様々なアイディアを披露しました。技術と戦法と自信に満ちた彼らの行動はインターネット中に噂されました。初代ゲスッメモリアル(GuessFirstMemorial)はそうした彼らの行動から学び、Remember Guessの標榜の元に、ゲスッの様々な遺産を公開していました。しかしそれらは、実際に使用され、たくさんの掲示板が断頭台の露と消えました。

そしていつしか、その遺産は一般化され、ゲスッの真似をした中学生はゲスッと混同され、ゲスッ中坊という言葉さえ生まれました。本来のゲスッは、掲示板荒らしを追いこみ手段の一つと位置付けていましたが、ゲスッ中坊の登場により荒らし行為をやめ、別の方法に切り替えたようです。


GuessFirstMemorialはゲスッ遺産の公開とともに、掲示板荒らし最終兵器「PerlDUKE」、サーバー物量攻撃兵装「GetDUKE・PingDUKE」、メール爆撃兵器「MailDUKE」、踏み台「DukeProxy」、簡易Telnetクライアント「PerlDukeExplorer」などの実験を行い、斬新な掲示板攻撃実験を披露しました。特にPerlDUKEは雑誌などでも紹介される程になりました。

GuessFirstMemorialではそれらのスクリプトの公開は行いませんでしたが、似たようなものが作られ、バラ撒かれ、掲示板攻撃PerlHttpクライアントの通称がPerldukeと呼ばれるようになってしまいました。

このサイト(GuessMemorialDeepSpaceNine)は、GuessFirstMemorialの失敗を踏まえ、掲示板荒らしの防止のために活動しています。



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