WinNUKEの撃ち方 | 初心者講座第3弾 |
PerlDUKE事件以来、こっちにはあんまり来てなかったんですが、WinNUKEの撃ち方をメールで訊かれましてちょうど今暇なのでページにしました。一応、掲示板の荒し方、串のかまし方に続く第3弾です。
WinNUKEってなに? |
と、今更言う人もいないと思いますが一応説明です。一般にOOB・OOBアタックなどと呼ばれ、Windows95のポート139に処理不能パケットを送る、とか言われてますが、要はWin95が処理できないデータを送りつけて、マシンの通信機能を停止させてしまう攻撃のことです。様々な形式のWinNUKEソフトが出てますし、Webから攻撃できるサイトもあります。
使い道は?
もちろん相手のマシンを攻撃することですが、例えば
- チャットでムカついた相手を落として喜ぶ。
- いつもログインしているプロバイダがビジーのとき、他からログインして、何人かNUKEして落とし、ビジーを回避する。
- プロバイダが重いとき、同ルーター上の他ユーザを落として軽くする。
などなど暗〜い使い方がいろいろあります。
どうやって撃つの?
NUKE攻撃のために必要なものは2つあります。まず、NUKEのアプリケーションかWebからなら、そのインターフェイス。そして、ターゲットの生IPアドレスです。
Hack the Planet
WinNUKE攻撃の実験サイトです。プロクシ経由で撃てるのでオススメ。WinNUKEダウンロードページ
ここのサイトからWindows95で動作するWinNUKEがダウンロード出来ます。ターゲットの生IPアドレスは自分で探すしかありません。アングラ掲示板の連中などはほとんど、プロクシ経由ですので生アドレスはわかりません。とりあえずテストしたいのなら、そこらへんの、IPが表示されるチャットなどに何気なく参加し、片っ端からIPをNUKEして様子を見ましょう。
Hack the Planet からNUKEした場合、hit , slashed , sliced , blasted , nuked , cremated などと表示されれば、とりあえず成功です。過去にNUKEされた履歴が残っているので、一番上の行が、いま実験した結果です。missed ,nearly-hit などは失敗ということです。
hit と表示されても後のほうにsurvivedとかbounced-backとか表示されたら、失敗しています。
成功と失敗
現在ではNUKEもかなり知られてしまっているので、対策が施されていたりして失敗する場合が多くなっています。失敗する原因として考えられるのは、
- 相手がWinNUKEのパッチを当てて対策している。
- 相手のパソコンがWin95以外(MAC・UNIX・サービスパック3以降のNT4など)
- 撃ったパケットが届かなかった。
- ようわからんけど効かない。
- プロバイダが対策してる。
などです。OSR2でないWin95なら、パッチ当ててない限りほとんどおちます。
成功した時、ターゲットってどうなるの?
画面が真っ青になって、
例外0EがVxD MSTCP(91)+000041AEの
0028:C0FF872で発生しました。
このままつづけてもかまいません。*続けるにはどれかキーを押して下さい
*Ctrl+Alt+Delキーを押すとコンピュータを再起動します
この場合アプリケーションで保存していないデータはすべて失われます。
どれかキーを押すと続行します。
とか表示されます。再起動せず、どれかキーを押せばWindows画面に戻れますが、通信機能はストップしていて、通信が出来ません。再起動すれば元通りみたいです。
成功したのか確かめるには?
チャットで話している相手で実験したなら、しばらく出てこなくなれば落ちた、と判断できますが、そうも行かない場合は、PINGという方法があります。PINGは通信相手にパケットが送られているか確かめる方法で、実際にパケットを送って反応があれば、相手のマシンは通信できる状態にある=NUKE失敗ということになります。
Hack the Planet にはWinNUKEのフォームの下にPINGのフォームがあり、ここにターゲットのIPを入力してボタンを押せば結果が出ます。
今度はmissed ,nearly-hit などと表示されれば、相手のマシンが通信できない状態になっていることになりますね。
WinNUKE攻撃からマシンを守るには?
Vtcpupd.exe というパッチがMicrosoftから出てますから、これをインストールすれば防げます。MicrosoftからDL出来る筈なんですが、ブックマークしてた場所から移動したらしくて、今更探すの面倒なので探しません。
NTなら、サービスパック3をインストールすればOKです。
あとがき
WinNUKEは本来はクライアントから撃つ(Windows95で動作するWinNUKEアプリで攻撃する)方法が一般的なんですけど、相手のマシンがポート139などをROMるアプリ(PortListenerなど)を立ち上げていた場合、どのIPから攻撃が行われているか知れてしまいます。このIPを元に、さらに高等なOOBアタックをしてくる人もいますから、なるべく、Webから撃てる(プロクシ経由で撃てる)Hack the Planetを利用しましょう。
WinDUKE(PerlDUKE)はこの、WinNUKEのパロディなんですが、実際にはあっちのほうがアブナイ代物でしたね。
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