萌子
おぎゃーーーーーーーーーー!
ばぁぁぶぅーーっ だぁぁあーー
まんまぁ〜 まんまぁ〜 ぱぁぱ〜 ぱぁぱ〜
あのね〜 もぇたんねぇ〜 おっきくなったぁねぇ〜 パパのおよめしゃんになうの〜
もぇたんのママねー あかちゃんできたんだよー たっくんてゆんだよー もえたんのおとーとなんだよー
たっくんにわちんちんがついてるのに もえちゃんにわちんちんがついてないの ママは もえちゃんはかわりにおっぱいがはえてくるのよ ってゆったのでももえちゃんはちんちんがはえてきたらうれしいな
もえこはみうらせんせいがだいすきです みうらせんせいはみんなにないしょでこっそりだっこしてくれます でもみうらせんせいはもえこにちゅーするときにおちんちんだすのがいやです
パパとママがりこんしました。 パパはもうママがすきじゃないみたいです。 さいごにパパとママとたっくんともえ子で お食じをしました。 ママはないていました。 もえ子も少しだけなきました。
新しいパパがきました。 新しいパパはママがすきみたいです ママも新しいパパがすきみたいです でももえ子は新しいパパ好きじゃない。 だって勝手におふろにはいってきたり、もえ子の おしりをぎゅっとつかんだり、えっちなことするから。
夜、おトイレにいきたくなって目をさましたら ママのうめき声がきこえた。 もえ子がどうしたの?ってお部屋のドアを 開けたら、新しいパパが裸でママの上にのって、 ママが苦しそうだった。ママも裸だった。 二人ともあわてて「だいじょうぶよ」って 言ってたけど、ママは新しいパパにきっと いじめられているんだ。
新しいパパは、最近あまり仕事にいかない。 もえ子が小学校から帰ると、よく家でよくお酒を飲んでいる。 ママはお化しょうをして働きにいく。 ママがいないと新しいパパはよってもえ子の ことを抱きしめたりする。胸とかおしりをさわる。 だいっきらい。
今日、学校からかえる途中あそこから血が出てきた。 初ちょうって習ってたので、あ、そうなんだって 思ったけど、ちょっとびっくりした。
最近ママは夜帰らないことが多い。 あの男は怒ってお酒をのんで、萌子にエッチな ことばかりする。 胸とか舐められる。下も触ってきた。 この間はまたお風呂に入ってきて、 そして男のあそこを萌子の顔の前に見せつけた。 お母さんに言ったら殴るぞとおどされる。
あの男に毎日のようにあれを舐めさせられる。 そして、飲まされる。萌子はあの味が嫌でたまらない。 時々まちがえて歯を立てると、後で殴られる。 ある夜、萌子が寝ていたらとうとうあの男に犯された。 血がシーツにいっぱいついた。
武は2コ上で、今働いてる。 ちょっとツッパッてるけど、 かっこいいし、いいやつ。名前は離れ離れに なった弟とおんなじ。 武のバイクの後ろに乗ってると、 あの男とのいやなことが忘れられるよ。 だから武に言ったんだ。 「してもいいよ」って。 萌子はもう慣れてて、武はすぐにイっちゃったけど、 萌子はとっても幸せだった。武も幸せそうだった。 そして決めたんだ。 もう家には帰らないって。
あの男の金をこっそり盗って武のところへ 転がり込んでからしばらく幸せだった。 萌子は武の先輩のやってるお店で バイトしてたし、結婚してもいい かなって思ってたよ。 でも、武の先輩に、帰りに送ってもらう時、 急に溜まり場みたいなところへ連れていかれて 輪姦された。 帰って泣きながら武に話した。 でも武はなんにもいわなかった。 なんか言ってよ武。
武がパクられたのははっきりいって 悲しくなかった。あれから冷たかったし。 族の仲間たちと、ヤクザの喧嘩に巻き込まれたって。 一人で東京に出ることにした。貯金も結構 あったし。なにをすればいいのかは まだわからなかったけれど。
ファッションヘルスに勤めて、 毎日毎日男のチンポばっかり舐めてたよ。 もともと上手かったしね。。 フツーの仕事はなかなか雇ってくんないし。 わざわざ東京にまで出てきて なにやってんだろうねアタシって。 そんな時だった。 40過ぎくらいのオヤジのお客さんが、 「君、ウチからデビューする気ないか?」 って声かけてくれたのよ。
AVかなんかかな?と初めは思ったさ。 ただの引き抜きでもなかった。 社長さんはあたしを女優にするんだって言った。 なんでもよかったから、適当にがんばります とか答えてたんだけど、社長一生懸命ぽかったし レッスンとかもマジにやらないと叱られたから あたしもなんかそんな気になって来てさ。
デビューが遅かったからかえって 異色だったのかも。 あと、あたしも「抱かれろ」って言われて いわれるがままにいろんな人に抱かれてたしね。 抵抗がなくって、 返ってしたたかだとか陰口もいわれてたかもしれないけど そんなことはどうでもいいの。 とにかくデビューに合わせて結構仕事が舞い込んで、 ドラマとかでも人気が出てきたの。 CDも一枚目が飛ぶように売れた。 みんなバカじゃないの?って思った。 「丸石 萌」 これがあたしの芸名。 よろしく。 (第一章:終了) (休憩後、第二章へ)
「丸井 萌」は面白い様に売れた。 2年目には映画の話も来て、 あたしはつまんない映画だなと思ったけど それでも結構お客さん入ったみたい。 もっとも芸能界なんて、 周りが売ろうと思えば売れる、 だれがやってもきっと売れる、 そんな予定調和の世界なんだってわかった。 たまたまあたしがその役を立ち回ってるだけ。 それでも「萌」をやるのは楽しかった。 少し影のある不思議な女の子。 そんなイメージで世間はもてはやしてた。 多分「萌子」の時代があったからだと思う。 だからそんな雰囲気を醸し出すのは 全然苦じゃ無かった。むしろ自然にしてればよかった。 わらっちゃうのはそんな「萌」が「萌子」のことなんか すっかりわすれちゃってたってことかな。 あの事が起こるまでは。
いくら「不思議な女の子」であっても、 週刊誌とかがいろいろと過去について興味を持つの。 でも事務所のガードとか固いし、 あたしは社長さんにですら 昔のことなんかちょっとしか話した事なかった。 だから萌はいつまでも謎の女の子だったの。 さすがにデビュー当時の勢いは無くなったけど、 今や安定してドラマ、CM、コンサートと 仕事はいっぱい入ってきて。 そんな仕事に追われているある日、 ”あの男”が突然現れたのよ。 コンサートが終わって裏口から車に飛び込もうと した時、 いきなり、 「萌子。おまえ萌子なんだろう?」 って声がして。
坂を転がり落ちる様な一年だった。 現れた”あの男”そう、ママの新しい旦那だった あいつは私につきまとった。 相変わらず意地汚ない奴だったのね。 あいつは次々に「萌子」の過去を暴露して それでしばらくお金をもらっていたみたい。 記事になる時にはそれが何倍にも膨らんで、 いつのまにか私は隠し子を2人持ってるって。 笑っちゃうよね。仕事も全然来なくなった。 社長はなんだか次のコに入れあげて、 騒がれるだけになったあたしには 興味がなくなっちゃったみたいで。 それでもSEXだけは付き合わされてたけどね。 パパとママはどこでどうしてるんだろう? って、睡眠薬を一瓶全部飲んでぼぅーっとした頭で 考えてた。
刺し殺したの。あいつをさ。 自殺未遂したあとしばらく病院で いろいろ考えた。 あの時、朦朧としながら確かにパパと ママの声をきいたような気がしたの。 「萌子はまだ死んじゃだめだよ。」って。 だから今度は絶対生きてやろうと思った。 でもあいつはやっぱり許せなかったのね。 だから刺したの。はじめから殺すつもりで。 あたしがあたしとして生きるために。
裁判の時、罪状認否?ていうの? あなたのやったことはこれこれで 間違いありませんか?って聞かれるやつ。 そこであたし、 「はい、まちがいありません。大変満足しています。」 って答えたの。 裁判官とか検事とかもびっくりしてた。 弁護士さんはおろおろしちゃって、 ついついぷっと吹き出す程おかしかった。 その後、儀式の様に裁判が続いて、 あっさり判決がでたわ。 あいつがもともと非道い奴だってたこともあったのかな。 懲役15年。 それがあたしに出た判決。 マスコミはそんなことを面白おかしく 取り上げてたみたいだけど、 幸い刑務所の中まではそんな雑音は 届いてこなかったし。
刑務所の中は女ばかりの世界。 私には外の喧燥が無い分、かえって快適に思えた。 あの「丸井 萌」だと知って、 好奇の目で見られることも 初めのうちはあったけど、 それも日ごとに無くなっていった。 しばらくは作業をしてはぼーっと考え事をする、 そんな日々が続いた。
その年の春、 一通の手紙が送られてきたの。 「萌子へ 突然の便りでびっくりしたことだろう。 萌子が元気にしているか心配で矢も立て も堪らなくなり筆を取った。 パパは裁判の時、ついにお前の目の前に 姿を見せてやることが出来なかった事を 今でも後悔している。 あの時、もしかしたらお前の為にしてや ることが有ったかもしれなかったのに。 パパはママと別れてから別の人と一緒に なり、今では2人の息子がいる。 一度暇を作ってお前に会いに行きたいと は思っているのだが、人の目もあり、そ れもままならない。とにかくお前のこと を見守っている。体に気を付けて。 パパより」 「冗談じゃないわ。」 声に出し、そして10年ぶりに泣いた。
女性刑務所とはいえ、そこは やはり犯罪人ばかりの集う場所。 だんだんいろんなやつがいるってわかったの。 そんな中で一人興味を牽かれたのが、 涼子だった。私より一つ年下の27歳。 どうみても罪を犯す雰囲気には見えなかった。 大学出でOLをやっていたが、やはり 浮気した男と揉め事になり毒を盛って 殺そうとしたとか。 休憩時間にはよく涼子と話をしたわ。 頭がよくて、私の知らないいろんなことを 知っている子だった。
14歳で義父に犯され、男の体を 早く知ってしまったせいかどうか わからないけど、29歳の 熟しきった体が男を求めて時折熱く 火照るのは押さえ切れなかった。 そんなときは声を殺してオナニー にふけったの。時には武を、時には社長を 思って。 そしてある日いつのまにか 涼子を思い浮かべながらして いる自分にハッと気がついたの。 すっかり白髪にまみれた”同居人” が出所し、あらたな同居人として 涼子が連れてこられたのはもう 冬に近い月の終わりごろだった。
みんなが寝静まってからする 涼子との”SEX”に私は溺れていったわ。 初めにさそったのは驚いたことに涼子の方。 「萌子姉さん、私さびしいの。。」 と言って、人一人分の小さなスペースしかない 二人房のベッドで私に体を寄せてきた。 それからは毎晩の様に二人がお互いの体を 慰め合ったわ。暗闇の中で、息を殺した緊迫感 の中で、体の”部分”への刺激は爪先から脳天までを 駆け抜ける電流として一層増幅されて。。
「おまえら、夜中にいいことしてるんだってな。ン?」 見回りの時間を避けながらの愛欲の交換であったが、 さすがに誰にも知られずにいられるわけがなかった。 看守の一人にボソっと耳打ちされたときも、 「やっぱりね、、、」と思っただけだったの。 私がびっくりしたのは、 「服役態度不良」ということで、 入れられた独房に、毎晩入れ替わり 看守たちがやってくるとわかった時、、、 ときには所長までもが私の体を 凌辱しにやってきて、、、、
涼子も相当”奉仕活動”をさせられてた様子だったけど。 彼女はいつのまにか出所になったみたいだった。 何も知らされなかったけれど見かけなく なったことが彼女の出所を予想させたの。 そして私は相変わらず看守たちの夜の玩具。というか、 子供の頃、そして風俗嬢時代に身にしみこんだ 男を悦ばせる性の技術の一つ一つが ここの男たちを逆に縛り付けていったの。 待遇もこころ無しか良くなったわ。 そんな生活が一年あまりも続いた頃、 ”異変”は起こったの。 (また明日)