漏卑寝娼婦
羽虫に似た音
布団の中
体臭篭る四畳半
機械音は錯覚を呼び
無機的過ぎる快感に震え
悦楽の淵は人工的
今夜もまた
股間に埋ずまる
堕落の人と
振動する棒
嗚呼
嗚呼
少し鳴いて
後は身悶えすればいい
太陽が出ている間は
死んだように寝ていればいい
爪先から
手先から
脳髄突き抜ける快感は
機械的
人工的
だけど総てを無にしてくれる
暫く私を壊してくれる
まるでモルヒネ
大麻のよう
月曜は正上位
火曜は騎乗位
水曜は後背位
木曜は玩具遊び
金曜はスカトロ
土曜は拘束
日曜は奉仕だけ
血潮が充ち往く
真っ赤な視界
何も考えなくていい
髪を乱して
抱かれていれば
嗚呼
嗚呼
なんてなんて
日々薄れ忘れ
ワタシのソンザイ―――