訴訟警告文書 日本音楽著作権協会 前略 さて、我々6団体は、日本国内外の音楽著作権者・著作隣接権者の権利保護、及び著作権・著作隣接権の啓蒙活動を行 っている団体であります。 今般、インターネット上における音楽著作物の利用行為について独自に調査した結果、貴ウェブ・サイトにおいて、市 販CD等を音源としたと思われる音楽著作物がMPEG等の技術によりそれなりの品質の状態で、著作権者(作詞・作 曲者)及び著作隣接権者(レコード製作者・実演家)の許諾なくアップロードされ、公衆に対して送信可能な状態に置か れていることが判明致しましたので、次のとおりお知らせいたします。 ご承知のとおり、音楽著作物は著作権法上の保護を受けており、これらの著作物等を著作権者・著作隣接権者の許諾を得 ずに、第三者がダウンロード可能な場所に、上記のような音楽コンテンツとしてアップロードすることは、 i) アップロ ードとそれに続くネットワーク送信について著作権者が専有する公衆送信権(著作権法23条)ii) アップロードの時点 で著作隣接権者が専有する送信可能化権(同92条の2、同96条の2)を侵害することになります。さらにアップロード する時点で著作物等をサーバなどに蓄積すれば、逮捕および民事訴訟による損害賠償請求が行われます。 iii) 著作権者・著作隣接権者の複製権(同法21条・96条)や録音権及び録画権(同法91条)を侵害することにもなります。 貴殿の行為はきわめて悪質であり、看過できない重大な犯罪と考えます。 警察当局との協力の上、貴殿の身元照会および接続先の証拠を確保済みです。 本件の重大さを十分認識された上で、 1.貴殿がアップロードした当該違法著作物を含む新たな違法著作物を速やかに削除などして、第3者からのアクセスが 出来ない状態にすること2.この書面(第1回目の警告メール)受領後7日以内に、・本文書と謝罪をホームページの先頭 ページに掲示すること ・6団体に対して謝罪すること ・今後このような違法行為を行わないよう誓約することなどを記載した書面を作成、住所・連絡先・氏名・捺印の上、アップ ロードした曲名、アクセス数、入手した広告料を警視庁、および、以下の連絡先に書面を内容証明郵便で郵送、及び同一の内 容を電子メールにて送信することを要請いたします。 虚偽の個人情報を提出した場合、即刻刑事裁判の開催のための被害届けを警視庁および検察当局に提出いたします。また、貴殿 が提出した資料において、プロバイダおよび海外サーバなどの管理者より取得したアクセス情報と当該情報を比較検討し民事訴 訟において被害金額の算定を行いますが、件数の虚偽報告された場合には悪質と判断し、民事刑事双方での訴訟を即刻検討します。 今後とも我々6団体は引き続き貴ウェブサイトの定期的なモニターを行うと共に、違法行為の継続、或いは当該ウェブサイトの コンテンツ上、又は貴殿による同種の違法行為の再発を確認した場合には、然るべき法的措置(民事:差止請求・賠償請求など、 刑事:3年以下の懲役又は300万円以下の罰金など)を初回請求分とは別件として止むを得ず実施することに成りかねません で、予め警告いたします。 また10曲以上を掲載する悪質サイトに関してはさらに被害金額を算定の上、算出金額の相当倍数を以って賠償金額といたします。 M-SERCH などの情報サイトで発見された場合も同様の処置を行います。 なお、本件についてのご質問等がございましたら次の連絡先にお願いいたします。 草々 〒151−8546 東京都渋谷区上原3−6−12 社団法人 日本音楽著作権協会(JASRAC) 送信部ネットワーク課 担当:野方・内山 Tel 03−3481−2120 FAX 03−3481−2153 e-mail notice@music-copyright.gr.jp 以 上