Nyx物語


Nyx物語 投稿者:掃除人@Last Ver.  投稿日:11月13日(木)12時34分00秒

おじゃましますよ。久しぶりに時間ができたので、長文^^;

    # 第一話    「Nyxの誕生と悲劇」

Nyxはデンバー大学(DU)の教授が大学の一室で彼の理想....
フリースピーチ、フリーアクセスを求めて、ボランティアとしてスタートしました。
地域へのサービスとして Nyxへ電話をすれば誰でも自由にコンピューターを使える。
そこからインターネットへ飛び出せる。彼は寄付とボランティアにより Nyx.netを
作り、更にインターネットからも自由に Nyxにアクセス出来るようにしました。ご
存知のように、アメリカでは基本料金に市内通話が含まれますからタダでインター
ネットにアクセスできて、タダでコンピューターが使えるという事です。大学はこ
れを危険な行為だと見なしていました。そしてまもなく、当然のように問題は起こ
りました..

彼の文章には手を加えたくないのでそのまま載せます。

==========[Synopsis of what happened late November 1992.]==========
                  1992年11月下旬に起こった概要

一人の破壊者が、システムの "SuperUser"レベルへ進入し、無責任にも "password"
ファイル(Unixにユーザーリスト)を消した。友好的なシステム管理者が不在だった
ため、システムは何日か使えなくなった。そして彼は深い悲しみと共に帰ってきた。
破壊者はアクシデントだと言うが、起こるはずがないという事実は変えられない。
このようなアクシデントを避ける方法は、アクシデントが起こりそうなことはしな
い以外にはない。彼の侵入は耐えられないほど無責任だ。[このようなクラッカーは
彼らが何をやっているかほとんど理解していない。ただ、ホールをフィクスした人
々が書く進入の手引きに従っている。多くのクラッカーは平均的な知能以上ではな
い。私は彼らを平均以下だと考える。私は侵入では感動しない]

最近、他にも問題がある。妙なアカウントが多発している。他のユーザーに迷惑を
かける奇妙な名前など。

これらの出来事は、すべてのユーザーに最大限の権限を与えていることが、直接の
原因である。

成長しなさい。今度からは自分以外の事も考えなさい。


[次は初期に我々が "hacker attack" を受けた時のものだ。依然として有効だ]
    ----------------------------------------------------------------

Nyxはバックアップを行なう。(2/7-2/12/92から約1週間ダウンする)

問題は誰かが Nyxを使いハッキングを行なった事から起こった。すなわち、誰かが
Nyx からリモートシステムに侵入した。Nyxからのtelnetは禁止している。ftpでは
認証が要る。問題の使い方は明らかにガイドラインから外れている。

CERT は DU にコンタクトし、直ちに調査をしてアクションを起こすように言った。
DU は、Nyxは "hacker free" ではないので、ネットワークセキュリティに影響しな
いように停止すべきだ、と決定した。

注意:(特に自分がハッカーだと思うなら)
DUはNyxがパブリックサイトであることに「非常」に 敏感である。そして、Nyxが
ほんのわずかでもネットの脅威だと思われたら、即座に、そして永遠に停止すべき
だと繰り返し言っている。これは新しい方針ではない。Nyx が生まれた時からの問
題だ。ほとんどのハッカーは、これは冗談ではなく「本当だ」と理解している。
/.hacking にファイルがある。多くのハッカーが理解し、Nyxの消滅を予防するもの
と信じている。(ハッカーは確かに存在する。私は隠したくない。私の結論は、彼ら
に事実を伝える。- 特に、Nyxについて  どんなに Nyxが弱いか、そして彼らがこれ
を無視して馬鹿なことを行なわないように望む。)

    ----------------------------------------------------------------

明らかに、どこかの馬鹿がメッセージを理解しなかった。我々はほとんど永久に Nyx
を失う。私は取り戻すために必死に闘っている。これが今の状況だ。次はこれほど
ラッキーではないだろう。そして永遠に Nyxは消滅する。

ハッカーへ:
よく聞きなさい。NYXでハックするな。詳細は /.hacking にある。


Nyxの住人へ
Nyxはバックアップを行なっている。しかし、以前のようにはならない。
我々は Nyxが「良いネットワークの住人」であることを証明しなければならない。
これは絶対に誰も不当な行いをしないことを意味する。幸いなことに人々は、何が
良くて何が悪いか知っている。そう、分からなければやってはいけない。


今のところ、知らせなければならない2つの問題がある。

    1.  シェル/ftp/プログラム
        我々はネットワークユーザーのシェルアクセスには、新しい方針をとる。
        DU では個人の認証ができなければ、シェルアクセスを禁止している。
        我々はこの認証をどう行なうか議論している。新しいある種の「証明」
        のルールを知らせる。

    2.  Mail ニュースの投稿には、Nyxユーザーが DUとは関係ないことを示す
        ヘッダーを追加する。

明らかに #1は多くのユーザーに影響がある。しかし「奴等にシェルを与えるな」
という意見とは闘わなくてはならない。

これらの問題は残念に思う。しかし、ハッカーを責めてはいけない。
彼らは「分別」を知っただろう。
                                                    [引用終り]
    ==================================================================

彼がDUで活動を続けていくには、一つの妥協をしなければなりませんでした。
フリーアクセスに制限を加える....それでも正規のアカウントを取れば、以前と同
じように自由にコンピューターを使えました。もちろん、正規アカウントといって
も、誰でもが「手順を踏んで登録すれば」もらえるものでした。これで平和な日々
が続くように思われた。しかし.....(続く)


    ==================================================================


Nyx 物語2 投稿者:掃除人@Last.Ver  投稿日:11月14日(金)12時56分55秒

    # 第二話    「バート氏の提案」


    バートさん(Nyx主宰者)は、大学でコンピューターの講座を持っていました。
    古いタイプのセキュリティの専門家でもあります。なんか、この人ハッカー
    に理解があります。(自分でもやってたんじゃないのか?)これはニュースの
    記事です。この人が最初にSpiderを使ったのか。知らなかった....

    ==================================================================

Newsgroups: alt.security,comp.security.misc,alt.folklore.computers
Subject: Spiders on the Net
Date:  March 14, 1993
From: Andrew Burt   // 訳注:Nyxの管理者

私は昨日突然このグループで議論される「ハッカー」と「クラッカー」の言葉の使
い分けを思いついた。

私はシステム侵入者に「クラッカー」が使われる事を快く思っていなかった。別の
人も指摘したように、他の意味とかなり重複する。例えば(1)チーズと一緒に食べる
ウェハーのようなもの (2)コカイン中毒者 [people addicted to crack cocaine]
(3)田舎者の卑称 [local derogatory term in some parts of the country]
私は今までシステム侵入者が自分自身をクラッカーと表現するのを見たことがない。
適切な言葉は、両方に受け入れられる。メディアも理解できる。繰り返し議論され
ているように、「ハッカー」は侵入者を表わす言葉ではない。ハッカーが違う意味
で使われるとコミュニケーションが難しくなる。クラッカーは言うまでもなく、ば
かげている。「クラッカーがシステムにくずを残した」「クラッカーを見つけて食
べた」うっ!

しかし、一般的な方法をとると、侵入してシステムにダメージを与えると、破壊者
[vandal:文化 芸術の破壊者]や他の下品な言葉になる。侵入者も自分を破壊者とは
言わない。彼らに名前が必要だと主張する一方、私も考えつかない。

昨日、侵入者について説明しようとしていた。正しい言葉がひらめいた。考えれば
考えるほど、完全な言葉づかいだった。Spider。地下室にいる蜘蛛のように。
 
このように考える..

        - Spider(蜘蛛)は小さな穴に入る。それは誰も知らないような。
        - Spider は外に出すのが難しい。
        - Spider はほとんど見かけない。が、そこにいる。
        - Spider は本当にどこにでもいる。
        - Spider は捕まえようとすると逃げる。しかし、実際には戻ってくる。
        - Spider は通り抜けない。暗い隅に隠れる。
        - Spider は神経質になった時に突然いなくなる。
        - 多くの人は、不必要に恐れている。
        - じゃまにならない限りは、大目にみる人もいる。
        - 彼らはうっとおしい。しかしほとんどの Spider は無害だ。
        - Spider は、人目につくのを嫌う。
        - Spider の中には毒を持つもののいる。しかし、ほとんどは持っていない。
        - Spider は故意にごみを残す。(蜘蛛の糸のように)しかし、悪意はない。
        - Spider のごみはそこに居るか、居たかの印だ。しかし、どちらかは、わ
          からない
        - Spider と議論するのは難しい。彼らは違った見方をする。
        - Spider は彼らが入ってきた穴の意味を理解していない。
          (彼らは理解していない。窓が開いているのは、彼らを入れるために開い
           ているのではない。彼らはたまたまそこにいた。彼らには「窓」の概念
           がない。同じように多くのコンピューター・スパイダーが、なぜ穴が穴
           なのか知らない。自分自身で作り出すことはできない。使い方を知って
           いるだけだ。
        - 一匹以上の Spider が異なる時間に同じ穴から進入する。
          (穴を塞いでいなければ)
        - Spider は神経過敏だ。動くもののそばでは、落ち着きがなくなる。
          (しかし、たまには逃げなくてはいけないのに愚かにも同じ場所にいる)
        - Spider はしばしば虫(バグ:昆虫[Insectia])と間違えられる。しかし、
          彼らは節足動物[Arachnida]だ。(おかしな振る舞いをするコンピュータ
          ーのバグを探したら、バグではなく、実際に侵入者かもしれない)
        - 本当に多くの Spider は虫(バグ)を集める。
        - Spider は生活のために複雑な蜘蛛の巣を張る。
          (食べ物やパスワードを捕まえるために)
        - Spider が卵を産むと Spider が増える。
        - Spider は孤独だ。
        - 「自由の戦士」だと思っている Spiderがいる。(あ、これは Spiderman)
        - Spider は評判が良くない。
        - ほとんどの人は、Spider を見つけたら、つぶそうとする。
        - Spider は見つけようとすると見つからない。
        - Spider は少し良いことをする。(バグを捕まえる。穴を見つける)
          しかし、このために spider を招待することはない。spider よりバグ
          のほうが良いだろう。

とにかく、要点は分かったと思う。考えるほど、ぴったり合っている。私はクラッ
カーの代わりにスパイダーを使うことを提案する。もし、これが広く受け入れられ
れば、適切な用語を使うようにメディアを教育すべきだろう。(Spiderはハッカーと
クラッカーの中間だと思う) そうすれば以前の意味、ハッカーを賢いプログラマー
に返すことができる。(もちろん、ハッカーでスパイダーであることもある。私の経
験では、ほとんどのスパイダーは良いプログラマーではない。すなわちハッカーで
はない)

"Spider"という表現には、豊かなイメージがある。例えば、活動のために我々は蜘
蛛の巣を張った。彼らは織物(web)を織る。虫(バグ)を捕まえる、など。

これまでの話から、私はSpider(クラッカー)に反対している訳ではないと聞こえた
かもしれない。この点をクリアにしたい。実際に私はスパイダーには反対だ。しか
し、私が言ってることは実際に起こっていると信じている。また、(ベンダーによる
本当のセキュリティへの十分な投資がなければ)一緒に暮らしていかなければならな
い、何かがあると感じている。家から蜘蛛を永久に追い出すのは不可能だ。ネット
でも同じだと感じている。

コンピューターの世界で spider という言葉を使っているのを見たことがない。
もしあったとしても、確かに一般的ではない。私は完全にこれが気に入った。
もしこれが気に入れば、おおいに使おう。


    ==================================================================

    この友好的なバートさんのNyxも順調に動いているようです。
    しかし、...
    それは今年の出来事でした。Nyx最大の危機がやってきます。
    この人のいいバートおじさんのNyxが再び....   (続く)

    ==================================================================


Nyx物語3 投稿者:掃除人@Last.Ver  投稿日:11月15日(土)11時21分32秒


    # 第三話    「Nyx最大の危機」


     Nyxがハッカーに襲われました。今回は特に深刻なダメージを受けたようで
    す。バートおじさんは詳しくは言いませんが、デンバー大学を出て、 Nyxを
    独立させる決心をしました。大学の間借りをしていた時でさへ、月に約50万
    円かかると言ってました。新しい事務所を借り、団体を設立し、寄付を集め
    て基金を作り、ボランティアを集めて Nyxを復活させる。いったい幾らかか
    るのでしょうか。復帰できるのでしょうか....

 ==========Nyx spider (hacker) attack 4/97==========

このメッセージは攻撃を受けている間は www.nyx.net のすべてのページに表示される
                                                                    16-Apr-97
    Nyx ユーザーとスパイダーへ   Andrew Burt (Nyx 管理者)

    Nyx は現在スパイダー(ハッカー)に攻撃されている。
    いつ Nyx が正常に戻るか私にもわからない。
    これは事実である。


1.トラブルの最初の兆候は 97年4月14日月曜日 午後1:00頃であった。 Nox のすべ
  てのファイルを消すコマンドに気がついた。私はそのコマンドを killした。(ス
  パイダー(ハッカー)かと思ったが、偶然の出来事に思えた) 私は間違っていた。
  それは悪意だった。数分後、同じコマンドが再びスタートした。しかしシステム
  が正常に機能しないため、止める事ができなかった。同じコマンドが4つの Nyx
  上でスタートした。すべてのマシンを破壊する目的でキーファイルがターゲット
  にされた。私がマシンをシャットダウンする前に莫大な量のファイルが消された。
  これは計画的な野蛮な行為だ。"Cybercide" という言葉が浮かんだ。


2.私には誰がやったか、なぜやったかはわからない。何もわからない。
  スパイダーへ:もし、主張したい事があるなら−君が誰であろうと−私にはそれ
  が何かはまったくわからない。Nyx にある何が不満か手掛かりさえもわからない。
  私はただ、君が人生を大切にしない孤独な人間で、多くの人々の役に立つシステ
  ムを、ハッカーの倫理を、言論の自由を、いわゆるハッカーの意味する同じ理想
  を破壊する事にのみ喜びを感じていると想像している。Nyx はすべての人に開か
  れている。無料で、わずかな制限しかない。−皆の利益のためにシステムを維持
  する。Nyx をクラックするのは、赤ん坊からキャンディーをとりあげるのと同じ
  くらい難しい。ここにチャレンジするものは何も無い。あるいは、私が怒ってい
  るとしても、私は何をしたらいいかわからない。これが異議の申し立てや復讐だ
  とすると、そこにゴールはない。なぜなら、私には何が気に入らないのかまった
  くわからない。(スパイダーへ:ポール・ラザロの性格を考えてみなさい。彼は
  全員に復讐をしたがっている。しかし、ここにナイフがあっても、私には頼まな
  いと彼は言うだろう)


3.Nyxの復帰は我々のバックアップの状況による。Nyxは多くのディスクスペースを
  持っているが、テーブドライブは持っていない。我々は大学から借りている。そ
  れで、我々のバックアップは基本的に時間があれば行なう。多くのディスクはま
  ったくバックアップを取っていない。多くのバックアップは数ヶ月前か存在しな
  いかだ。我々が移転した後は100%自分で行なう。これはチャレンジだ。定期的な
  バックアップを行なう。しかし、これは今後のことだ。過去は不完全なバックア
  ップしかない。


4.私は再構築を始めた。私は月曜日の空いた時間、火曜日、水曜日の朝をこのため
  に使っている。大部分のファイルを復元した。(永遠に失ったもの以外は)このプ
  ロセスの間、私がシステムにログインして働くには十分なだけ立ち上がっている。
  そして再びスタートする。


5.私には時間が無い。私は Nyxを趣味で動かしている。週に5時間以上は Nyxに費
  やせない。オフィススペースを探し、非営利団体を設立し、電話線を引き、基金
  を設立し、その他の仕事に莫大な時間を費やしている。スパイダーと遊ぶ時間は
  ない。私の知っている何人かのスパイダーは、私が少しは知られたコンピュータ
  ーセキュリティの専門家で、遊ぶ時間が無いことを知っている。もし、他にする
  ことがなければ、そうするかもしれない。君は一日中他にする事が無いかもしれ
  ないが、私は働いている。私はいくつかの時間のかかる事をしている。Nyx には
  週に数時間しか使えない。今、私には全然時間が無い。近い将来、週に1時間の
  "Nyx time"を持つようになる。それは移転のペーパーワークなどに使う。私には
  「絶対的」に時間が無い。終わりにしよう。

  システムを破壊するのに、作り上げるほど時間はかからない。100〜1000分の1だ
  ろう。(Nyxに一分間ダメージを与えれば、私はフィクスに数時間から数日かかる)
  これは不公平な闘いだ。私は競争できない。その理由は明らかだ。私に何を言わ
  せたいのか?「君の勝ちだ」と?  確かに..  これはフェアな競争ではない。
  そう、君の勝ちだ。


6.Nyxは依然として、しばらくダウンする。まず最初に、スパイダー、君は楽しんだ。
  しかし、破壊されたシステムは、君が十分赤ん坊の頭をぶん殴ったと決めるまで
  ダウンする。(そう、Nyxは幼児のように無防備だ。君の行動は赤ん坊の頭をハン
  マーで殴るようなものだ。)私は法人の設立のために働かなくてはならない。
  これは、Nyx が
    (a) 君 [Spider]が、Nyx のオペレートの許可を願い出る。
    (b) 私に再びシステムの再構築をする時間ができる。
  まで、ダウンすることを意味する。復活まで、1週間、1ヶ月、半年..
  私には分からない。


7.我々は戻ってくる。最後には、我々は自分のオフィススペースを持ち、さらに多
  くの人々が復旧のために働けるようになる。しかし、それはずいぶん先だ。時間
  がかかるかもしれないが、そうならないように願っている。とにかく我々は戻っ
  てくる。心配しないでほしい。我々は戻ってくる。私はハッカーを責めるつもり
  はない。なぜなら彼は本当のシステムをハックできない。(もし彼がNSAをハック
  できるなら、そうするだろうという意味だ )我々が戻るまでに少し時間がかかる。
  最新の情報はここに置く。(アクセスできれば alt.online-service.nyx)


8.我々は少し良くなる。DUから離れることで、さらに多くの事ができる。我々は著
  名なユーザーを誘っている。例えば、私がサイエンス・フィクションを書いてい
  ることを知っているだろう。我々の一つのプロジェクトは、オンラインのサイエ
  ンス・フィクション専門誌だ。(商売でなく、有名なSF作家をネットへ連れてく
  る。)彼らは今、皆と同じように悲しんでいる。


9.Nyx は依然として寄付を求めている。事実、かつて以上に必要としている。拡張
  のためではない。移転について、何が起こっているかは全員に知らせることはで
  きない。スパイダーへ:おそらく君は Nyxが商売だと思ったのだろう。しかし、
  "non profit"という言葉を見なさい。我々は寄付により運営している。誰も利益
  を得ていない。我々は Nyxをユニークなものにするために、スリースピーチ、フ
  リーアクセスの理想の追求を続ける。( そう、スパイダー。これを信じていなけ
  れば誰も Nyxのようなものに、純粋に時間を費やしたりしない) 我々は寄付を必
  要としている。メモの欄にユーザー名を書いて小切手を送ってほしい。
                Nyx Net
                c/o Prof. Andrew Burt
                Department of Mathematics and Computer Science
                University of Denver
                Denver, CO 80208
  この攻撃は我々の基金に深刻な打撃を与えた。(我々は、5月31日に必要としてい
  る $20,000のうち$5,000しか持っていない)どうか、寄付を送ってほしい。


10.おわりに:Nyx ユーザーへ。我々は戻ってくる。我々に時間とできるだけ寛大な
  寄付が必要だ。議論には alt.online-service.nyx が使える。(ネットへのアクセ
  スができれば)


  スパイダーへ:
  メールで私に連絡しなさい。 aburt@du.edu
  もちろん、君自身であることを証明して。
  これで、和解できるだろう。

    Billy Pilgrim が言ったように、"So it goes."


    ==================================================================

  このおじさんは寛大です。まだ、彼を許そうとしています。が、ワタシは
  許しません。「こんにゃろー、anon account が吹っとんだじゃねーか。」
  もっとも、最近はぜんぜん使っていませんでしたが..
  ちなみに、alt の news はフルフィードだったと思います。
  alt.b.p.e.pre-teen なんてのを見た記憶があります。(にやり)
  エディタでbegin..から切り出して、ファイルに落として..(←ふ、古い)
  Nyxは復帰できるのでしょうか....  (続く)

    ==================================================================


Nyx物語4 投稿者:掃除人  投稿日:11月16日(日)11時45分49秒

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    # 第四話    「 Nyxが戻ってきた」   最終回


    バートおじさんとボランティアにより、新しい場所で Nyxが復帰しました。
    ついに大学を出て、非営利団体として、Nyxが戻ってきました。
    しかし、昔のような誰にでも「最大の権限」でコンピューターを使わせる
    方針は少し変わったようです。ユーザー登録は文書で行ないます。自分で
    ある事を証明して(日本だと免許証のコピーかな。取ってないのでよくわか
    ません)申込書を郵送しなくてはなりません。仮のアカウント(telnetですぐ
    発行してくれる)はありますが、できることといったら...昔の面影もありま
    せんねぇ。インターネット上の大事な資源がまた一つ、減ったような気がし
    ます....


=========================================================================
Nyx.net: www.nyx.net

<<<< Nyx is BACK ! >>>

Welcome to Nyx, the Spirit of the Night

Current status: Mon Nov 10 19:15:05 MST 1997 nyx10: 12:20pm up 5 days, 23:18, 18 users, load 1.64, 1.34, 1.07 nyx: 7:17pm up 9 days, 10:23, 11 users, load 0.51, 0.31, 0.04 www: 7:15pm up 19 days, 2:14, 1 user, load 0.08, 0.02, 0.01 news: 7:18pm up 43 days, 6:14, 0 user, load 3.99, 3.79, 3.52 さらに完全な回答は、Nyxの哲学(the philosophy of Nyx)にある。簡単には Nyxは Unixの資源と我々が許されるワールドネットワーク(インターネット)の資源にアク セスできる公共のUnixシステムである。これはテレビと同じ公共のコンピューター である。Nyxはインターネットをベースにした数少ない"BBS"である。インターネッ トは基本的に研究、管理、教育のネットワークであり、一般的にクォリティが高く ユーザーに節度がある。しかし、心配することはない。Nyxはユーザーにインター ネットへのアクセスを無料で供給するパブリックシステムである。 Nyxは寄贈された Sun Sparkサーバー(spark 2と10)でUnixが走っている。 ボランティアの努力によりメンテナンスされる。主な機能は、 24+ Gb disk space An extensive file download section The NetNews worldwide bulletin board -- 16Gb fed by four "full feeds" Email address. Access to the Unix system itself Access to the Internet (ftp, telnet, www, etc.) Personal Webspace. No fee -- funded by voluntary donations (like Public Radio, except without any government funding -- we're 100% donation run) 責任の制限 Disclaimer Nyxはボランティアによる公共のUnixシステムである。オペレーターはユーザーを 管理しないし、またユーザーの意見に対して責任はない。このマシンによる問題が あったら、フリースピーチの方針(Freedom of Speech policy)を読んでください。 もちろん、ネットのノードとして Nyxはいくつかの利用制限に従わなければならな い。特に、商業行為は事前にウェブマスターと相談しなくてはいけない。 (ユーザー登録の概要) Nyxへのフル・アクセスには、アカウントを認可されなければならない。これには あなたが誰であるか我々に証明しなければならない。手順はvalidationファイル にある。これをプリントアウトして、必要な事項を書き込み郵送する。 Nyxは電子的(メール,FAX)に確認することはできない。 (おまけ:利用状況) #reqs: %bytes: domain ----- ------ ------ 63653: 26.49%: .com (Commercial, mainly USA) 62184: 23.51%: .net (Network) 44113: 18.87%: [unresolved numerical addresses] 21574: 8.79%: .edu (USA Educational) 6756: 2.60%: .ca (Canada) 6691: 2.03%: .de (Germany) 4529: 1.96%: .uk (United Kingdom) 3720: 1.21%: .jp (Japan) 3684: 1.54%: .au (Australia) 3157: 1.32%: .us (United States) 2585: 0.88%: .se (Sweden) 2349: 0.67%: .fr (France) 1787: 0.61%: .org (Non-Profit Making Organisations) 1698: 0.51%: .it (Italy) 1633: 0.60%: .nl (Netherlands) 1576: 0.44%: .dk (Denmark) 1522: 0.51%: .fi (Finland) 1433: 0.64%: .gov (USA Government) 1387: 0.34%: .be (Belgium) # 上のNyx利用状況は筆者の努力により、jpを持ち上げておいた。 # 大英帝国には敬意を表して、その次とした。 # ちょうどいい場所でしょ? そう、暇だったのだ。 # 誰かお金持ちの人、日本Nyxを作ってくれぃ。 ================================================================== (Nyx物語 終わり)