書斎

        ここは 本のお部屋です。                 いらっしゃいませ(^^)   
お薦めかどうかはちょっと 疑問ですが・・・(^^;;           
読んだ本の あれこれを書いていきたいと思います。         

  

2月22日(火)

 やさしい関係   藤堂志津子 著    角川書店

確かこの作者は有名な人なのではないかと思うのですが・・・・
図書館でふと眼にとまり借りてみました。
読み出して以外や以外,ストーリーの舞台は札幌,さらに主人公は私とほぼ同い年。
しっくりと中に入り込めた気がします。
久しぶりに読んだ恋愛小説ですが、この年で読めて実に幸いだと実感できる内容でした。
もっと若かったら 理解出来ない物が多々あったように感じられます。
ラストもとっても素敵で,”やさしい関係”の難しさ,それでいてこんなやさしい関係を自分も持つことが
出来たらどんなにか素敵だろうとしみじみ感慨に耽りました。
この作者の他の作品を是非とも読んでみたいと思います。 


2月8日(火)

映画化もされた 一時話題になった本です。
しかし・・・怖かった。 本だから読めたけど 間違っても映画は見れない・・・
恐がりの私。
怖いけど 先が気になって とにもかくにも一気に読んでしまった。
子供そっちのけ(爆 爆)
ジャンルとしてはホラ−小説となっていますが,充分恋愛小説でいけるような・・・
(それは ちょっと無理があるか)
文章は読みすすみ易く,引き込まれる感じで一気に読んでしまいました。

パラサイト・イヴ  瀬名秀明 著   角川書店


2月5日 (土)

久しぶりに あまり読まないジャンルの本を読みました。

ふだん着のイスタンブール案内   細川直子   晶文社  1991年11月30日発行

歴史的にも有名なイスタンブール,かつての「コンスタンティノープル」 
私も密かにあこがれを抱く外国のひとつだったのですが
そこに独身の女性である著者が一人で移り住んでのあれこれを書いています。  
”ガラタ橋からボスフォラス海峡をへだててアジアを眺める” ” トプカプ宮殿” ”アヤ・ソフィアのミナレット” 等々
観光地のトルコだけでなく 実際に仕事を持って そこに住んでみての様々な出来事,,    
アパート探しから引っ越しのてんやわんや,近所づきあい,さらにはクルド人問題にも触れられ,   
素顔の街がいきいきと描かれています。

文章も堅苦しいものでなく読みやすく,それでいて 様々な事に対する意見が率直に語られた本で、
久しぶりのヒットでした。(^^)

シリーズ物かどうかは不明ですが
「ふだん着のパリ案内」 飛幡祐規 著    「ふだん着のソウル案内」 戸田郁子 著 もあります。

                1月24日 (月曜日)
                          
                多くの方にお馴染みかとは思いますが                           
                平岩弓枝著  御宿かわせみ シリーズ     
                先週 読んだのは                
                「白萩屋敷の月」 文藝春秋発行  昭和61年第一刷  
                表題話の他 7話収められていますが 今回はラストの 表題話が印象的でした。  
                主人公の神林東吾が兄,通之進の若き日の秘めた恋いと交錯する        
                なかなか趣のあるストーリーでした。                            
                                                                   
                「恋文心中」  文藝春秋発行   1990年第一刷                     
                この中にも8篇収録されていますが                               
                長年の念願かなって 主人公神林東吾とおるいさんが祝言をあげる話が 収められていて    
                感激の涙です。                                               
                表題作 恋文心中は 女心が悲しいです。                               
                                                                                          
                「宝船まつり」  文藝春秋発行   1999年3月 第一刷                        
                この本の帯封に「御宿かわせみ」シリーズ 第22巻 とあるので この本が発行されるまでに    
                21巻出てるとわかりました。(そんなに有るのね・・・)                             
                おもに図書館で借りて読んでるので  どれが第一巻で,こう続いてるというのが 今一つ       
                わかってないのです。 (申し訳ありません)                                  
                                                                                       
                このシリーズは 特別,これがすばらしいとか ここが優れてるとか 勉強になると いうことはない、        
                江戸時代を舞台にした 庶民の暮らしや恋いに 捕り物を絡めた小説ですが                    
                図書館に通いだしてから みるとは 借りて読んでます。                                
                軽い読み物としては なかなか 時代考証等も なされているのでは・・・・                  
                                                                                            
                

                このシリーズに関係して 次のような写真集も出てるそうです。                            
                                                                                     
                 藤森秀郎  平岩弓枝「御宿かわせみ」 写真帖      文藝春秋 刊                                

                 解説                                                                 
                  大川端,八丁堀,深川,狸穴,根岸・・・・・と平岩弓枝<御宿かわせみ>シリーズの作品と共に歩き        
                  カメラを向ける。 人気時代小説の世界を現代の東京に探して,蘇らせたオールカラーの写真集