Chapter 2
ICQを使い始めて一番最初にするのは、相手を君のContact listに加えるという行為だと思う。
もし、相手が友人、知人なら問題なく認可してくれることだろう。
だが、これがこれから仕掛ける相手だったとしたらどうだろう。
簡単に認可してくれるだろうか?
おそらく無理だろう。それは何故か?
君が無知だからだ。
そこで、知恵をしぼる。
君ならどうする?
KayoとかMikiとかEmiとかいったニックネームの見知らぬ人が認可を求めてきたら。
おそらく、許可してしまうだろう。
その通り。
仕掛けるときは、女の名前を使用するぺし。
なんていうのはもちろん冗談だ。
確かに有効な手だが、これでは、HackではなくFuckになってしまう。
それと、これは後述するが認可というのは絶対に避けて通れない関門なのだ。
ただメッセージを送りつけるだけならば、相手の認可は必要ない。
では何故、認可してもらう必要があるのか?
それは、素のIPを抜くことが出来るICQSnifferが機能するのは認可後だからだ。
そこで、ICQbusterというtoolを使う。たまに、DE−Authorizeという名前の時もあるが、中身は同じだ。
ICQをシャットダウンしたあと、icqcrack.comというファイルをICQ.exeのあるフォルダに移し、クリック。
たったこれだけだ。もう、昨日までの君とは違う。
何人たりとも、君のリクエストを拒否することは出来ない。
何故ならば、相手にはもはや認可するか否かを選択する権限はなく、呆然と「Contact listに追加されました」というメッセージをただ拝むしかないからだ。
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