私が警察にその存在を認知されてから、今年でちょうど二十年になる。 私はその日友人と一緒に大森の交通公園から京浜東北線に投石し、そしてその30分後にはパトカーに乗せられ大森警察署の少年課に連行されていた。それらの行為は決してその年の四月二十七日にアフガニスタンで起きたクーデターに誘発されて計画的に実行に移されたわけではなく、だた偶然の積み重ねによってそうなったにすぎないのだが、結果的に私はテロリストとして華々しくデビューを飾り、その日私の人生は宿命付けられることとなった。そしてまたこの文章を読んでいる君も、偶々私のHPを訪れたことによりもはや既にありきたりの一般人ではなく、より高いプライドを持ち自分自身を律して生きていくことを宿命付けられたのだと言っても過言ではない。 そのような誇り高き君に相応しい力を与えるべく、私は 最新鋭Trojan「NetBus v1.7」 の使い方を解説しようと思う。 |
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当たり前のようにターゲットのPCを自由自在に操れるようになった君は、そろそろある疑問を抱き始めていることだろう。相手のHDDの中を覗けたからどうだというのか。相手のPCを廃棄処分にしたところで何が得られるのだろうか。最初の感動は薄れ、一体この行為にどのような社会的意味があるのかと思い悩み始めている事だろう。確かに、HDDの中から「BM」と「mail」を抜き取り解析すれば、かなりの確立で相手の本名や住所(補助的調査を必要とするが・・・)を特定する事が出来る。そして、それは即ちターゲットの近所の電信柱の影に潜み、帰宅してきた「厨房」「半端者」「ボルシェビキ」にその後頭部で金属バットの硬さを十分に確かめさせる可能性を生み出す。だが、はたしてそれが我々の最終目標だったのだろうか。 勿論、時にはそれも必要だろう。だが、そのような風紀委員的社会的役割は任侠道に生きるヤクザが担当するべき事であり、我々の仕事ではない。誇り高き電脳狩猟民族の末裔である君達はもっとマクロな次元で物事を考えなければならない。 私はかつて「新しい権利には新しい義務が付随する」と書いた。確固たるプライドが、虚構ではなく仮借なき論理の上に堅牢にそびえ立つ真実である限りにおいて、私は君達が迷わず次のステップに進むであろう事を信じて疑わない。 |
Agitated by HIRO_MU |
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